QHYCCDってどんなカメラ?(8)ガイドカメラに適したQHY5LIIシリーズ




QHYCCDの製品ラインアップは、冷却モデルばかりではありません。冷却機構を持たない代わりに、小型軽量化・低価格化を実現したモデルがQHY5IIシリーズです。量子効率74%の高感度、3.75μの高画素を誇り、ガイドカメラだけでなく惑星・月などの撮影にも適しています。31.7mm(1.25インチ)のアイピーススリーブに装着できる汎用性の高さも魅力です。

QHY5LIIM CMOSカメラ(1/3インチ120万画素12bitモノクロCMOS)

ガイドカメラに求められる要件は、まず第一に空のどこに向けてもガイド星を視野に捉えられる高感度。ガイドカメラに徹するのであれば大きなセンサーは不要で、むしろ無駄を省き精密なガイドを邪魔しない小さく軽い筐体が求められます。カラーである必要もなく、より高感度が得られるモノクロセンサーが有利です。



QHY5LIIC CMOSカメラ(1/3インチ120万画素12bitカラーCMOS)




QHY5LIIシリーズにはモノクロモデル・カラーモデルの両方があります。ガイドカメラとしての感度を追求するならモノクロですが、カラー動画による惑星・月などの撮影も考えるなら、カラーモデルを選択するのも手です。高解像度モードでも30FPS、VGAモードなら105FPSの高速な動画出力が可能です。