QHYCCDってどんなカメラ?(4)冷却のメリット



QHYCCDの天体用カメラは、惑星撮影やガイドカメラ用の小型カメラを除いてすべて冷却機構が搭載されています。センサー面を外気より-35°〜-50°も冷やし、センサーで発生する「熱ノイズ」を軽減します。

QHY29冷却CCDカメラ(フルサイズ2900万画素16bitモノクロCCD)

特にCCDカメラの場合、この冷却機能は必須といえます。QHYの天体用カメラではペルチェ素子による2段階の冷却機構を備え、センサー面を強力に冷却します。また、冷却の際に問題になる結露(外気温との差によってセンサーや保護ガラスに露が付いて曇ってしまう現象)対策も万全で、厳密に気密化されたチャンバーや乾燥チューブコネクタ、ウィンドウヒーターなどによって結露が防止されています。
QHY168C冷却CMOSカメラ(APS-C1600万画素14bitカラーCMOS)



CMOSセンサーの場合、CCDと比較して熱ノイズは少ないものの、それでも外気温が高くなる夏季では大きな問題になります。デジタルカメラの場合、冷却機能を実現するには特殊な改造が必要になり一般向けではありませんが、QHYの天体用CMOSカメラの場合は、CCDカメラと同様の強力な冷却システムが搭載されています。